作業療法士は,作業を使って治療したり,対象となる方にとって意味のある作業ができるようになることを目標にして介入するなど,「作業に焦点を当てる」専門職です.
1年生の前期に「基礎作業学実習1」という科目があります.この科目は,自分にとって大事な作業は何か,それはどうしてか...どんな意味があるのか...を考えることから始めて,治療として使われることの多い作業の体験もします.そして,その作業を行うことが,自分の心や体にどんな影響を及ぼすのかを考えたりする科目です.

作業は,個人で取り組むものと,グループで取り組むものとがあります.個人で取り組む作業も,学生さんは,同じ作業とそれに取り組む場をお互いに共有しますが,グループで取り組む場合は,ひとつの作品を4〜5名で共働して作ります.今年も「ちぎり絵」を課題としました.画像は完成したものです.6月22日(土)に開催されたオープンキャンパスで掲示したので,その際に撮影しました.

本科目の今年度の予定はもうすぐ終わります.最終日は,自分が取り組んだことのある作業を題材にして,それを専門的視点で分析し,実際に取りくんでみた様子をパワーポイントで発表することになっています.毎年,実に個性豊かな内容を観ることができるので,今年の発表もとても楽しみです.


ちぎり絵1

ちぎり絵2

ちぎり絵3

ちぎり絵4